つまずきは、筋力ではなく「神経の合図」。
「何もないところでつまずいた」
「スリッパを履いて歩いたら、スリッパが飛んでいった」
「歩道の段差に、つま先を引っかけた」
これらを「たまたま」「気のせい」と流していませんか?
実はこれ、身体から届いている、重要なサインです。
歩くとき、足を前に振り出す瞬間、足首は自動で上を向く必要があります(医学用語で「背屈」)。この動きを担うのが、すねの前にある前脛骨筋(ぜんけいこつきん)という筋肉。そして、この筋肉に指令を送っているのが腓骨神経(ひこつしんけい)です。
この神経 → 筋肉の連携が鈍ると、足首が十分に上がらない。結果、つま先がミリ単位で地面に近くなり、ちょっとした凹凸で引っかかる。これがつまずきです。
スリッパが飛ぶのも同じ理由。足の甲でスリッパを保持する力は、この神経から来ています。筋肉そのものは、まだ弱っていません。使われ方を忘れている。それだけです。
「つまずきは年齢による筋力低下です」
神経-筋肉の連携低下。放置すると転倒→骨折→寝たきりの導火線になる
つま先を上げたとき、すねの前の筋肉が硬く盛り上がるのを触って確認してください。そこが前脛骨筋。左右で硬さや動きに差はありませんか?差がある側が、神経の働きが落ちている側です。
多くの方が、こう感じます
65歳女性。2か月で3回つまずき、病院で「年齢」と言われ諦めていた方。前脛骨筋を触ると、右側が明らかに硬くなく、動きが鈍かった。神経-筋肉の連携を取り戻す運動を指導したところ、1か月でつまずきがゼロに。「年齢ではなかった」という体験は、その後のご本人の生き方まで変えていきました。
いよいよ最終日。
これまでの6日間が、ひとつの線につながります。